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●肛門掻痒症
(症状)
文字通り症状は肛門の痒みです。肛門科に痒みを訴えて来院される方が結構おられます。
(原因)
肛門の皮膚炎の原因は大別して二つあります。真菌(水虫等かびの仲間)によるものと、薬品などによる化学的な刺激によるものがあります。
前者は俗にいう「インキン」です。中年の男性だけでなく、女性にもみられます。後者の 化学的な刺激としては、石鹸によるものや薬の副作用によるもの、下着の刺激によるもの、座薬のアレルギーによるものなどがあります。
(治療と予防)
掻痒症を引き起こす、皮膚炎の原因が何であるかを見つけることが重要です。真菌ならば抗真菌剤(いわゆる水虫の薬)を使用しますし、はっきりした原因が分からないような場合は、ステロイド剤や抗炎症剤などの軟膏を使います。
予防としては、化学繊維の下着はむれやすいので、できるだけ風通しの良い素材(木綿がよい)のものを使用すること。入浴の時、石鹸を使いすぎないことです。なるべく下痢にならないように注意することも大切です。いぼ痔があって、周りの皮膚が湿潤傾向にあるときには、痔核(いぼ痔)の手術をお勧めします。
痔の軟膏そのものが痒みの原因になっていることもありますので注意をして下さい。ウォシュレットにより洗浄をしっかり行い肛門をいつも清潔に保つことや、むれないように風通しを良くすることが大事です。
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