一般病棟と療養型病棟を備えた奈良県吉野郡大淀町にある病院です

（症状） 肛門の周りに固いﾌﾞﾂﾌﾞﾂが無数にできてきます。痛みはありませんが、強い痒みを伴うことがあります。 掻いたりすると、出血したり浸出液（汁）が出てきて湿潤した状態になります。感染を併発すると膿（うみ）が出るようになります。

（原因）
パピローマウイルス（乳頭腫ウイルス）というウイルスの感染が原因です。これは性交により感染しますので性病の一種です。皮膚の濃厚な接触でも感染することがあります。また、パピローマウイルスは発ガン性があり、子宮ガン,陰茎ガンの原因にもなります。

（治療）
コンジローマはガン化の危険性があるために、切除術または高周波電気メスによる焼灼術が必要です。切除や焼灼をしても再発を繰り返すことがありますので、その都度根気よく何度でも治療する必要があります。

その他の治療法として、冷凍凝固療法や、抗ガン剤の軟膏を使用することもあります。アルダーラ（持田製薬）という治療薬があります。病変が広範囲の場合が多く、切除や焼却も広範囲に及ぶため、数日間の入院が必要となります。