一般病棟と療養型病棟を備えた奈良県吉野郡大淀町にある病院です

（症状）
肛門の皮膚の一部が弛んで、出っ張ってきたものを外痔核と云います。指で肛門内に押し込んでも戻すことはできません。痛みもそれほどではありません。

（原因）
切れ痔が治ったあとにもできますが、内痔核と同時にできることもあります。

（治療）
外痔核が小さい場合はそのままにしていても問題はありません。程度にもよりますが、大きい場合は切除が原則です。日帰り手術が可能なものから、入院手術が必要なものまでいろいろです。全周に及んでいる場合、しかも内痔核を合併しているようなものは、入院の上手術をした方がよいでしょう。

血栓外痔核

以下、「血栓性外痔核」について記します。


【血栓性外痔核】
肛門にできる血栓（ちまめ）です。

（症状）
肛門の外側に小豆(あずき)大で、痛みのあるやや固めのイボ様のものができることがあります。内痔核のように指で押し戻すことはできません。

（治療）
座薬をしばらく（１～２週間ぐらい）使えば、ほとんどの場合は小さくなっていきます。痛みが強い場合には手術をした方がはやく治るでしょう。手術としては血栓を取り除く血栓切除術を行います。 日帰りの手術（デイサージェリー）が可能です。