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〒638-0833 奈良県吉野郡大淀町大字福神1番地181
(症状)
排便時に激痛と出血が主な症状です。その痛みは排便後にもしばらく続きます。固い便が肛門を通過するときに肛門が裂けるための痛みと出血です。
はじめは浅い傷なのですが、長い間治療せず放置しておくと、深くて固い潰瘍状態となります。こうなると、肛門がますます狭くなっていきますので、さらに裂けやすい状態となるわけです。いわゆる悪循環です。無意識のうちに排便することが怖くなり、便通異常(便秘がち)を来すことがあります。また、肛門に指が入らないほど狭くなり(肛門狭窄)、排便ごとに長い時間が掛かるようになります。
切れ痔が治ったり再発したりを繰り返していると、粘膜の一部がはれて「肛門ポリープ」や「みはりイボ」ができるようになります。「裂肛」「ポリープ」「みはりイボ」の三つがそろっている場合を「裂肛三徴候」と云います。このような状態にあるのは、この切れ痔が慢性化していることを意味しています。
(原因)
最も多い原因は肛門が体質的に狭いことです。 固い便が狭い肛門を無理矢理に通過するために、肛門が切れてしまうわけです。もう一つの原因として考えられるのは、下痢がひどいときには肛門周囲の皮膚がタダレて肛門が切れることがあります。このような場合肛門の狭窄はないので、軟膏などによる皮膚のタダレの治療と、下痢の治療が主となります。
(治療)
痔ろうの治療の項を参照して下さい。
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